フォト絵のオマージュ2008/05/01 16:36



 ほぼ日刊イトイ新聞で連載している知人のコーナーが単行本になることになった。コーナータイトルは「福田のフォト絵」という。2004年の10月1日に始まったようだから、もう3年半以上続いている人気連載というわけです。

 イラストレーターの福田利之さんは、僕の学生時代の同級生のだんなさん。つまり、福田さんの奥さんと僕が昔から知り合いだということもあって(大学のゼミが同じだった)、僕も福田さんに何度か会ったことがある。しゃりしゃり出ない、品のある系統の大阪人ではないかと思う。  福田さんの絵は、ずっと前に見たときから基本的な印象は変わらないような気がするけど、年を経るごとに、どんどん良くなっているのではないだろうか。不思議でユニークで素敵な絵です。あったかい手ざわりのようなものが感じられます。

 で、上のフォト絵は、福田さんに影響を受けて、僕がやってみたもの。近所の家のポストを携帯電話のカメラで撮影した写真に、フォトショップというソフトウェアを用いて、線を描いたり、色をつけたりした。福田さんのようにカッターナイフを使えば、もっとおもろしくなったのかも、という気もします。いや、そんなことないか。僕の思い上がりだな。  カッターナイフをちょっと使ったくらいで、本家の福田さんくらい魅力的な絵ができるとか、そんな偉そうなことは考えておりません。ただ、「自分にもできるんやないか」と思わせる親しみやすさ、とっつきやすさは福田さんの作品の魅力のひとつかもしれない。