選手名鑑2006/11/06 14:42

『プロ野球選手名鑑』という書籍が好きで、
何年も続けて買っているのだが、
推定年俸はまだ載っているけど、
個人情報保護法の影響なのか、
選手の家族の名前は
もう掲載されていない。しょうがないのかな。

以前は、愛車や妻子の名前なんかも
書いてあったし、ずっとずっと昔は
「毎月のこづかい」まで載っていたのに。

あれは、現在愛読している『日刊スポーツ プロ野球選手名鑑』
ではなかったのかもしれないけど、僕が小学生の頃に何かで
見た、プロ野球選手の情報には驚かされた。

たしか、王貞治選手の1カ月のこづかいが70万円
と記されてあり、「えーっ、プロ野球選手って、
こづかいが70万円もするんや。めちゃすごいやん」
と兄と二人して、ど肝を抜かれた。
学年かける100円。4年生くらいだったろうか。
僕のひと月のおこづかいが、400円くらいだったころ、
1970年代の話だ。

(大倉恭弘)

デビュー戦2006/05/21 16:11

小学一年生の娘が、野球の試合に出してもらった。
もちろん、練習試合でのこと。

にしても、ルールもよくわからないのに、
ありがたい話。

最終回の2アウトから、代打で出してもらい、
三球三振。いや、2ナッシングからの3球目は
明らかに振ったっぽかったし、ボールを落とした
キャッチャーからタッチをされ、振り逃げ三振アウトに
みえたのに、審判の方がサービスしてくれ、
もう一球、バットを振らせていただいた。

父親の自分からすると、ほんと、ありがたい話なのだが、
当の娘は、打ちたくない、出たくない、と駄々をこねて
いたし、その裏の守備でレフトの位置につかせてもらった
ときも、ちょっとイヤそうだった。

こういうのを見ると、まだ無理なのかなぁ、とも思う。
いや、無理か無理でないかというより、
親のエゴで無理強いしているだけなのかな、と反省もする。

試合前の練習のとき、キャッチボール相手がいない
Hくんの相手を僕がしたら、娘がやきもちを焼いた。
その時点から、娘はグズりはじめ、野球に前向きに
取り組んでいなかったのだが、思えば、いちばんわるいのは、
率先して連れ出している僕かもしれない。

野球にサッカーにバスケットボールと、このところ、
いろいろ体験させているが、本人の意思をもっと尊重して
あげるべきかもしれない。いや、そんなにイヤがってはいないし、
けっこう楽しそうにもしているんだけど、
もとはといえば、親が連れていっているわけだし。
かといって、チャンスを与えてあげるのも、親の役目では
ないかとも思っているし。むずかしい。
もうちょっと悩んでみようと思う。


写真はグラウンド脇の「ICHIRO」と「SAKURA」。
最初、イチローの文字を見つけて、やっぱり
野球場だから、メジャー・リーガー、と思ったけど
横にはサクラの名。って、「サクラとイチロー」
いうたら、『昭和枯れすすき』(例のデュエット歌手の
表記は「さくらと一郎」だけど)やんか。
と、ここで『昭和枯れすすき』を調べてみたところ、
大ヒットしたのは昭和50年なんですね。ということは、
1975年だから、もう31年前のことなんですね。
ひゃ〜。月日のたつのは・・・。

2-4からレフト前ヒット2005/09/04 07:57

 テレビで(でも、というよりテレビで)見たい、というプレーがあった。
 昨夜のこと。ベイスターズ対タイガースの試合で、カウント2-3から「ボール」を判定されて一塁に歩こうとした佐伯選手は、上本球審に呼び戻されて打ち直し、安藤投手が投じた「さらなる一球」を、佐伯選手が左前安打にしたという。横浜の田代打撃コーチはフォアボールと思ったが、そう思った自分がカウントを勘違いしているのだろう、と決めつけてしまったという。佐伯選手が、審判に呼ばれて戻ったため、田代コーチは自分が思い違いだと感じという。めったにない珍事だろうから、見たかった。球場内は、どよめいていたのではないだろうか。
 それとも、こういう場合、審判がまさかカウントを誤るはずがないという気持ちがみんなの中にあって、スコアボードのランプに表示されたカウントも、スタンドの観衆がいま目の前で見て、それまで2−3だと思っていたカウントも間違っていて、つまり、アンパイアが正しくて、それ以外の人はみんな自分が勘違いをしていたような錯覚に陥るのだろうか。集団心理のなせるわざか。もちろん、札幌ドームのお客さん全員がこの誤審に気づいていなかった、ということはないだろうが。
 あくまで想像だけど、こういうとき、スタジアム内にいる人間より、テレビの前で見ている人のほうが冷静なのではないか、という気がする。
 あ、でもあれか。テレビ中継のスタッフ(カメラマンやディレクターなど)が気づいていなかった、というは絶対にないだろう。野球中継の現場を取材したことがあるけど、試合がはじまったら(実際には試合前から)終了までトイレにも行かず、ものすごく集中している(はずの)カメラマンや中継スタッフ全員に指示を出すディレクターが、本当はすでにファボールであることに気づかないわけがない。僕にはそう思える。
 試合後、球審はミスジャッジを認め、公式記録は「2ー4から左前安打」とあいなったそうだ。

(参考記事)
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20050903&a=20050903-00000088-jij-spo