ZENI GEVA田端満さん2009/02/13 13:11



 先日、サッカーのオーストラリア代表監督、ピム・ファーベークさんのことをこのブログに書き、ピム監督の顔も描いてみたところ、ZENI GEVA(ゲニゲバ)の田端満さんがmixiのコメント欄に「いよいよですね。ピム監督、凄く似てます。」とメッセージを書き込んでくれた。

 で、その後、ひょんなことから、田端さんの似顔絵を描くことになった。田端さんに教えてもらった映像(造顔マッサージ?)を見たりしながら挑戦してみたんだけど、う〜ん、似てないかなぁ。実物は、もっといい男だった気がする。

 ミュージシャンの田端さんはZENI GEVAを再結成し、4月から欧州ツアーに出るようだ。オーストリアのウィーンからスタートし、スロベニア、クロアチア、イタリア、スイス、フランス、ベルギー、さらにロシアのサンクトペテルブルグにまで足をのばすという。足をのばす、という表現は凡庸だが、サンクトペテルブルグでライブというのは驚いた。
 サンクトペテルブルグは、ソビエト連邦時代はレニングラードと呼ばれた街ではないか。田端さんは以前、レニングラード・ブルース・マシーンというバンドをやっていたこともあり(これがまた、かっこよかった)、奇妙な縁を感じる(って僕が、縁を感じる必要はないのだが)。
 サンクトペテルブルグで、サンクトペテルブルグ・ブルース・マシーンを結成する、とかそういうことをやってもらいたい。って、サンクトペテルブルグ・ブルース・マシーンなんて名前を口にすだけで、舌を噛みそうだ。
 ZENI GEVAの他にもいくつかバンドをやっている田端さんはその昔、のいづんずりというバンドや、ボアダムズに在籍していたこともある。というか、ボアダムスの結成メンバーじゃないですか。

 なんか、いつものブログとは違った調子になってきた。田端さん効果だろうか。


 ZENI GEVAについてふれるうち思い出したが、いつだったかな、マガジンハウスの雑誌『オリーブ』があった頃、カジヒデキさんが連載の中でこんなことを書いていた。


 ニューアルバムのレコーディングのため、スウェーデンに来ています。レコーディングの息抜きにこのあいだ、、近くのクラブでDJをやったんです。で、日本の曲をいくつか流していたら、地元の若者らしきちょっと悪そうな二人組が、僕は日本から来たと知って、リクエストをしに寄って来たんです。それが、ZENI GEVAをかけろと。なんで、ZENI GEVAをかけないんだと。僕はそのとき、ZENI GEVAをレコードを持ってなかったのですが、なんで日本から来てるのにZENI GEVAを持ってないんだ、と怒り出し、そのうち暴れるように踊りまくって、いやぁ、まいりました・・・


 記憶だけで書いているので、ところどころ違っているかもしれませんが、ZENI GEVA人気、すごいなぁと感心したのを覚えている。カジヒデキさんの困惑ぶり、なんだかおかしかったなぁ。 当時、カジヒデキさんのプロデュースをしていたのはトーレ・ヨハンソンだったんじゃないかな。世界的にヒットしたカーディガンズをはじめ、原田知世さんのプロデュースもしたトーレ・ヨハンソンのサウンドと、ZENI GEVAはまったく異なる音だもの、カジヒデキさん、弱っただろうなぁ。

 そのときの二人の若者。ZENI GEVAの再結成を知っているかな? もしかしたら、ZENI GEVAのヨーロッパツアーを待ちに待っていたかもしれない。

 ありゃ、ZENI GEVAは今回、スウェーデンへは行かないのか。カジヒデキさんにZENI GEVAを要求したお二人、このブログ、見てますかー(って、見てるわけないですよね)。もしよかったら、ベルギーかオランダあたりでどうぞ。



 最後に。朝、気がついたことをいま思い出した。

「13日の金曜日」なんですね。あの恐怖のジェイソンが僕らの前に顔を現したとき、僕は中学生くらいだったかな。あれ、誰と観に行ったんだったっけ。恐かったなぁ。  僕はホラー映画、苦手なんです。といつつ、何本も観てますが。恐いもの見たさの、恐いもの嫌い。よくわかんないけど、そういうタイプです。
 13日の金曜日だけど、いい一日でありますように。


text and illustration:Yasuhiro Ohkura